いわき市沼の内漁港の魚市場で大人気マサバをご紹介します!

マサバは古くから日本の食卓に欠かせない魚の一つで、奈良時代の文献にも「鯖(さば)」の名が登場するほど、長い歴史を持っています。塩漬けや干物などの保存食として各地で重宝され、とくに東北から関東の沿岸では、漁業の中心的な魚として発展してきました。福島県沿岸、常磐沖は黒潮と親潮が交わる豊かな漁場として知られ、古くからサバ漁が盛んに行われてきました。明治時代には地元の漁師たちが小型船で沿岸漁を行い、戦後には巻き網漁が導入されることで漁獲量が大幅に増加。いわき市の漁港では、サバの水揚げが地域経済を支える重要な柱となりました。かつては「庶民の魚」として塩サバや味噌煮などで親しまれたマサバですが、近年では鮮度保持技術の向上により、刺身やしめ鯖としても高級魚として扱われるようになっています。
特に「いわき常磐もの」のマサバは、豊かな脂と旨みから、料理人や市場関係者にも高く評価されています。
栄養の宝庫 ― マサバの健康パワー

マサバは、おいしいだけでなく栄養価の高い“健康食材”としても知られています。
特に注目されるのが、**DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)**と呼ばれる不飽和脂肪酸。これらは体内で作ることができない「必須脂肪酸」で、私たちの健康維持に欠かせない栄養素です。
DHAは脳や神経の働きを助け、記憶力や集中力の向上にも関わるとされ、子どもから高齢者まで幅広い世代におすすめ。
一方のEPAは、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラに保つ働きがあります。動脈硬化や心疾患の予防にも役立つといわれています。
さらに、マサバにはビタミンB群やビタミンD、カルシウムの吸収を助ける成分も豊富。免疫力を保ち、骨や筋肉の健康にも良い影響を与えます。
つまりマサバは、日々の食卓に取り入れることで、「おいしさ」と「健康」の両方を支えてくれる頼もしい魚なのです。
いわきの海が育てたマサバには、自然の恵みと体にうれしい力がたっぷり詰まっています。
マサバの鮮度を見極める!

サバは“足が早い魚”として知られ、鮮度が命!
とくにマサバは脂が多いため、時間がたつと酸化が進みやすく、風味や色味が落ちてしまいます。
だからこそ、漁師や市場では「スピード勝負」の取り扱いが行われています。
👁 鮮度チェックポイント
| 見る場所 | 新鮮なサバの特徴 |
|---|---|
| 目 | 透明で澄んでいる。白く濁っていない。 |
| 体の色 | 銀青色が鮮やかで光沢がある。黒ずみは鮮度低下のサイン。 |
| 腹 | 弾力があり、しっかりしている。やわらかく沈むのはNG。 |
| エラ | 鮮紅色をしている。くすんだ色は鮮度が落ちています。 |
🐟 新鮮なマサバの味わい
新鮮なマサバは、刺身やしめ鯖にすると身が引き締まり、脂の甘みが際立つのが特徴。
焼いても煮ても、皮の香ばしさとジューシーな脂が楽しめます。
マサバの味噌煮レシピ

🐟 材料(2人分)
- マサバ(切り身)……2切れ
- 水……100ml
- 酒……100ml
- みりん……大さじ2
- 砂糖……大さじ1
- 味噌……大さじ2〜3(お好みで調整)
- 生姜(薄切り)……4〜5枚
👩🍳 作り方
① 下準備
サバは熱湯をサッとかけ、表面の臭みを取ります(霜降り)。
キッチンペーパーで水気をふき取っておきます。
② 煮汁を作る
鍋に水・酒・みりん・砂糖・生姜を入れ、中火にかけます。
③ サバを煮る
煮立ったところへサバを皮を上にして入れ、落とし蓋をして中火で約10分煮ます。
④ 味噌を溶き入れる
火を弱め、煮汁の一部で味噌を溶きながら加えます。
さらに10分ほど煮て、煮汁にとろみが出たら完成!
美味しく仕上げるコツ
- 煮すぎ注意! → 身が崩れやすくなるので中火でじっくり。
- 一晩おくと絶品! → 冷ます間に味がより染み込みます。
- 青菜や生姜千切りを添えると彩りも◎
今こそ味わいたい、常磐のマサバ
常磐沖のマサバは近年、水揚げが減少傾向。それでも“常磐もの”らしい身の締まりと脂の旨さは健在です。焼いてよし、煮てよし、しめ鯖も絶品!いわきの海の恵みを、食卓で味わってみませんか?

