いわき市沼の内漁港の魚市場で大人気アナゴをご紹介します!

職人も惚れ込む「常磐もの」のアナゴの魅力とは

「ウナギよりも、アナゴが好き。」そんな声が、料理人や寿司職人、さらには食通の間でじわじわと増えてきています。確かに、アナゴにはウナギにはない“上品さ”“奥行き”があり、脂のくどさがなく、食べた後の余韻は軽やかで、ふわっとしたやさしい身は、年齢やシーンを問わず多くの人に好まれています。アナゴ(穴子)は、その名の通り岩の隙間砂泥穴を掘って身をひそめる魚で、細長い体にぬめりをまとい、昼間はじっと動かず、夜になるとエビや小魚を探して活動を始める夜行性です。そのため、漁で獲るのもひと苦労で、特に常磐沖のような潮の流れが速く変化も大きい海域では、経験と技術がものを言います。さらに水揚げ後もアナゴはぬるぬると暴れやすく傷つきやすいため扱いには繊細さが求められ、まさに“職人泣かせ”の魚と言われています。それだけに丁寧に扱われた一尾には、他には代えがたい格別の価値が宿るのです。

アナゴの“味わい”に隠された実力

栄養面でもアナゴは優秀で、高たんぱく低脂肪ビタミンA・EDHAカルシウムなど年齢を問わず健康を支える栄養素が豊富に含まれており、特に柔らかい身は高齢者でも食べやすく、和食文化における「やさしい味」の象徴とされてきました。江戸前寿司の定番ネタとして知られる「煮アナゴ」も、江戸時代から庶民に親しまれ、「体にやさしく栄養がある魚」として重宝されていたのです。

栄養素働き
タンパク質筋肉や臓器、免疫細胞の材料に。加齢による筋力低下を防ぐ
ビタミンA(レチノール)粘膜や皮膚の健康維持、免疫力アップ
ビタミンE強力な抗酸化作用で老化防止に役立つ
DHA・EPA血液をサラサラにし、脳や心臓の健康を保つ
カルシウム骨粗しょう症予防、骨の健康を維持

・特にアナゴの肝(きも)には、ビタミンAが豊富で“目のビタミン”とも呼ばれています。目の疲れにも◎。

・アナゴは骨が細かく骨せんべいや煮アナゴなどでは骨ごと食べられることも。カルシウム豊富で栄養面でも◎

アナゴの特徴

  • 常磐沖で水揚げされるアナゴの多くがこれ
    👉 「常磐もの」アナゴとして評価されるのはマアナゴ
  • 体長30〜60cmほど(大きいものは1m以上)
  • :背は茶色〜黒褐色、腹は白く、体側に白っぽい斑点が並ぶ種も
  • 生息域:日本沿岸の浅い海底、砂泥や岩礁の隙間などに多く生息
  • 夜行性:夜に活発に動いてエサを探し、昼間は穴に潜んでいます
  • 主なエサ:小魚、甲殻類、ゴカイなど

夏(6〜8月頃)

  • 「夏アナゴ」と呼ばれ、脂が少なくさっぱりとした味わい
  • 天ぷら白焼きにおすすめ

冬(10〜2月頃)

  • 脂がのり、身が厚くてやわらかい
  • 煮アナゴ蒲焼きで旨味を引き出すのに最適

アナゴは季節によって違う魅力を楽しめる魚です。まさに“旬が二度ある贅沢な魚”といえるでしょう。

おすすめの食べ方🍴

①【煮アナゴ】

ふわっと柔らかく、甘辛タレで煮る江戸前寿司の定番。寿司や丼に最適。
👉冬の脂がのった時期におすすめ


②【白焼き】

塩で香ばしく焼き、わさび醤油や柚子胡椒で。素材の旨みを堪能。
👉さっぱり味の夏にぴったり


③【天ぷら】

衣はサクッと中ふんわり。塩や天つゆで脂の甘みが際立つ。
👉一年中おすすめの定番


④【蒲焼】

甘辛ダレで焼く濃厚な一品。アナゴ丼に最適でご飯が進む。
👉大型で脂ののった個体に◎


⑤【骨せんべい】

骨をパリッと揚げて塩で味付け。おつまみやカルシウム補給に。
👉アナゴをさばいたときにぜひ

🌟 地元いわきでは…

  • 煮アナゴ丼天ぷら定食が人気
  • 鮮度の高いものは活アナゴの白焼きとしても提供されます
  • 加工品の「手焼き蒲焼」お土産におすすめ!

いわきで育つ味と技

アナゴは調理にも技が必要な食材で、ぬめりを取り、骨を残さず、柔らかく煮るといった繊細な仕事を経て、ふわっとした身のやさしさが生まれます。その一口ごとに、海と人との深いつながりが感じられるようです。いわきでは、底曳き網漁刺し網漁大型で肉厚なアナゴが水揚げされ、職人の目利きにもかなう品質の高さが魅力です。地元の飲食店では、活アナゴを数日間泳がせてから調理するなど、手間暇を惜しまず“本物の味”を引き出しており、さらに近年では蒲焼や煮アナゴといった加工品も開発され、お土産やギフトとして人気を集め、いわきの味が家庭の食卓にも広がっています。派手さはなくとも滋味あふれるアナゴは、まさに“縁の下の美味”。次に寿司店食堂で見かけたら、ぜひじっくりと味わってみてください。

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