海の厄介者、クラゲの大量発生!

撮影日2025/5/23
被害が特に深刻なクラゲ
エチゼンクラゲ
- 超大型で最大200kg、直径2mほど。。
- 中国沿岸〜日本海、太平洋側(常磐沖含む)、夏~秋にかけて多く見られる。
- 茶褐色~赤茶色の傘を持ちます。
- 網に入ると重さで網が破損することがあります。
- 強い毒性を持ち、魚が死ぬ、体液で滑る・変色する。

アカクラゲ
- 小型で直径10〜30cmほど。触手が長く最大で2m。
- 日本沿岸、春〜夏にかけて多く見られる。
- 赤茶色〜オレンジがかった茶色で縞模様のような放射線状の生殖腺が見えます。
- 強い毒性を持ち、魚が死ぬ、傷つく。
- 大量に入ると網が破損することがあります。

ミズクラゲ
- 直径は10〜40cmほど。
- ほぼ透明で中心に4つの“花びら模様”のような生殖腺が見えます。
- 日本沿岸、水深の浅い内湾に春~秋にかけて多く見られる。
- 酸欠・ストレス死(クラゲが大量に入り込むと水中の酸素量が減少)
- 漁網の目詰まり、破損、作業遅延

なぜクラゲが増えているのでしょうか?
- 海水温の上昇:クラゲの成長・繁殖が促進される。海流の変化(黒潮大蛇行や親潮の影響)により、クラゲの発生範囲が北上し、東北・常磐沖での被害も増加傾向!
- 天敵の減少:マグロやマンボウ、ウミガメなどのクラゲを食べる生物の減少。
- 過剰な沿岸開発:クラゲのポリプ(付着期)に適した場所が増加。
- かつては中国沿岸や九州周辺に多かったエチゼンクラゲが、茨城・福島沖にも流れ着く例が報告されている。
クラゲと漁師の“終わらない追いかけっこ🪼

撮影日2025/5/23
海に生きる漁師たちにとって、クラゲは「厄介な侵入者」です。とくにエチゼンクラゲやアカクラゲといった大型・有毒のクラゲが網にかかると、網の破損や漁獲物の品質低下、作業員の負傷といった深刻な被害をもたらします。こうした被害は、「海の環境変化を映す“兆し”」でもあるのです。
排除一辺倒では限界があります!今後現場では、クラゲ除去装置付きの網を導入したり、クラゲ予報を活用して操業日を調整したりといった工夫が必要とされています。しかし、中々難しいのが現状です。😭
すでに一部地域では、クラゲを加工して肥料や飼料にしたり、観賞用展示に活用したりする取り組みが始まっています。食用としての可能性も探られており、海の恵みを余すところなく使おうとする姿勢が広がっています。
これからもクラゲと漁業の関係は、永遠に課題とされていくでしょう。それこそが、これからの漁業に求められる取り組みです。

