常磐沖の海に異変 ― 幻のタコとなったミズダコ(水蛸)

ミズダコの生態

  • 世界最大のタコ!体重は最大50kg以上、足を広げると3〜4メートルにもなることがあります。
  • 他のタコに比べて、ヌメリが強く、体は柔らかく、水っぽい質感が特徴(水蛸の”水”は水っぽい質感から来ているという説があります)。
  • 色は赤褐色や紫がかった色で、体色を変えることもできます。
  • 北太平洋の寒い海域(北海道、オホーツク海、アラスカなど)に分布。
  • 特に水温10℃以下冷たい海の環境を好みます。

高い知能を持っている?!

研究では迷路を解く容器のフタを開けるなどの行動も確認されています。

ミズダコはとても知能が高いことで知られており、学習能力・記憶力・問題解決能力あるとされています。

漁獲量と温暖化の関係

かつて震災以前は、常磐沖はミズダコの豊かな漁場として知られていました。

しかし今は、その姿を見ることはとなりました。
温暖化により海水温が上昇し、暖かい海域では減少が進んでおり、生息域が北へと移動しています。
さらに、親潮(寒流)の勢力の弱まり生態系の変化も重なり、常磐沖は「ミズダコの海」ではなくなってしまっています。

  • 日本の一部地域では、過去20年間でミズダコの漁獲量が大きく減少
    • 海水温の上昇(繁殖やふ化に悪影響)
    • エサの減少(親潮の影響で豊富だったエサ(カニ・エビ・貝)も変化)
    • 海流(親潮・黒潮)の変化
    • 一部では過剰漁獲の影響も疑われています。

幻のタコ、常磐沖に現る🐙

かつて常磐沖で数多く水揚げされていたミズダコ
しかし今ではその姿を見ることは稀となり、「幻のタコ」と呼ばれるほどに。

そんな中、先日、たった1匹のミズダコが水揚げされました!!
ミズダコは身はやわらかく、甘みがあり、
刺身タコ飯タコしゃぶ唐揚げなど、さまざまな料理でその美味しさを楽しむことができます。

この1匹の出会いが、未来への大きな希望になることを願って。
またたくさんのミズダコと出会える日が来るように、私たちも海と向き合い続けていきたいと思います。

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